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『あなたが[  ]ほしい』(植松琢磨、後藤哲也、小林公、林勇気、青葉市子/あまらぶアートラボ)

地方自治体がこれだけトンがった内容の展覧会を、しかも入場無料で開催されるなんて本当に素晴らしいです。
凡庸な世界(世界が凡庸なわけではなく、凡庸さに封じ込められた世界)から遠く離れて、
違う場所へと連れていってくれるようなアートの力というものを再認識させてくれた展覧会でした。
なかでも林勇気さんのアーティストパワーには改めて感銘を受けました。スゴイ!

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林勇気さんの映像作品「ATOM-i」と植松琢磨さんのFRPによる彫刻作品「CONTACT」とのコラボレーション。

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移動式の壁や鏡など、もともと会場にあるモノをうまく生かした作品配置になっています。

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植松琢磨さんの「BiG HORN PALETTE」。来場者とのコラボ(?)作品です。

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作品に描いていいとは書いていませんでしたねー。

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映像によるドローイングとでも言うべき、林勇気さんの「TRAJECTORY」。
10分間の映像作品ですが、いつまでも飽きることなく眺めていられます(ぼくは30分以上見てました)。

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「TRAJECTORY」の後半部分。最初から最後まで見ることなく部屋を去っていった人は勿体ない!ですよ。

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「TRAJECTORY」の裏側にあるモニターには、作品の素材となった映像(2時間分)が流れていました。ぼくはfacebookを見て知っていましたが、スタッフの方もとくに何も言わないので、ほとんどの人はその存在に気づきもしないのではないでしょうか。

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廊下の壁にあった作品ですが、クレジットがなかったので誰によるものなのか分かりませんでした。

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青葉市子さんからのメッセージ

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青葉市子さんからの手書きの手紙

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青葉市子さんの落書き(?)

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林勇気さんの「TiMES」

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ロビーにあるモニターで流れていた展覧会の作品紹介ビデオ(写真は林勇気さん)。
あと写真は撮りませんでしたが、展覧会名にちなんで、サティの「あなたがほしい」が流れるミニオルゴールもありました。

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入口横にあった作品に帰り際に気付く。



林勇気さんの「ATOM-i」と「TRAJECTORY」の動画です。スマホの手持ちでユレユレ。

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# by ok-computer | 2018-04-01 09:33 | アート | Trackback | Comments(0)

大阪芸術大学48(平成29年度 大阪芸術大学グループ卒業制作選抜展)

あべのハルカス内の大阪芸術大学スカイキャンパスで開催されていた、大阪芸術大学グループ卒業制作選抜展に行ってきました。選抜展ということでコンパクトながらも凝縮された内容で、鑑賞済みの大芸大のみならず、短期大学部や大阪美術専門学校の作品群も見ることができたのがよかったです。以下に4作品の写真を掲載します。

1枚目:立花ナナさん(短期大学部)『肌色のウォーター』
2枚目:池口理紗さん(短期大学部)『光脈』
3枚目:西村光稀さん『Composite A』
4枚目:陳筱婷さん(大阪美術専門学校)『幻想楽園』

西村光稀さんの作品はメインの卒展でも見ていたはずなのですが、今回の会場で改めて拝見してみて、歯車をモチーフにしながらも、あまりメカニックでもメタリックでもない独特の写真表現がとても印象に残りました。
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# by ok-computer | 2018-03-05 00:00 | アート | Trackback | Comments(0)

palla / 河原和彦『CONTACTS』(2018・ZERO展/大阪市立美術館)

タイトルはPCの仮想空間内で四角錐の頂点を繋いで(=コンタクトさせて)作品が生成されていることにちなんだもので、河原さん曰く(仮想建築ではなく)「仮想彫刻」。
そこで生じるのが、建築と彫刻の違いとは?そもそも建築とは何か?彫刻とは何か?という疑問。そのふたつの狭間に隠された地点において新たな表現を追い求めようとする河原さんの、これは魅力的な途中経過報告。

ちなみに一番下の映像の背景で流れている音は、同じ部屋で上映されていた東陰地正喜さんの『落花』という短編映画のための音楽なのですが、借景ではなく「借音」とでも言うべきか、まるで河原さんの作品のために用意された音楽であるようにも聴こえます(笑)

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# by ok-computer | 2018-03-04 20:39 | アート | Trackback | Comments(0)

21世紀のベスト・アルバム(これまでのところ)<21>

Let's Eat Grandma / I, Gemini

どのような環境で育てば、このような摩訶不思議な音楽を10代の女性デュオが作り上げることができるのか?

ジェニーとローザのふたりはアルバム全曲の作詞作曲にとどまらず、ギター、ウクレレ、チェロ、キーボード、グロッケンシュピール、ハーモニカ、リコーダー、ドラムといった多彩な楽器群の演奏もすべて自身たちで手掛けている(もしかしたらふたりにはクラシックの素養があるのかもしれない)。

デビュー曲でもあるオープニングの「Deep Six Textbook」を聴けば、ケイト・ブッシュ、セイント・ヴィンセント、ビョークといった名前が想起されるかもしれないが、アルバムのその他の曲はもっと複雑な様相を呈しており、決して取っ付き難いわけではないものの、一聴しただけでは捉え切れない奥行きの深さを湛えている。

今後の活躍次第ではメジャーな展開もありえるが、現時点では21世紀の隠れた名盤、カルトな一枚だ。



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# by ok-computer | 2018-02-19 21:11 | 音楽 | Trackback | Comments(0)

大阪芸術大学47(平成29年度卒業制作展3)

平成29年度大阪芸術大学卒業制作展その3

小西良宜さんの『わたし』。パネル/高知麻紙/水干絵具/岩絵具/パステル/色鉛筆/ミリペンによる作品。

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甲斐沙伽那さんの『均一な不幸せ』。この方はこのシリーズの作品を3枚出展されていました。

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畑山竜己さんの『憧れ』。ガラスと鉄による作品。

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吉永礼可さんの『Geist』。ミクストメディアによる作品。

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高比良円香さんの『記憶』。素通りしそうになりましたが、よく見ると指が4本なのと「記憶」というタイトルが気になりました。

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# by ok-computer | 2018-02-14 00:00 | アート | Trackback | Comments(0)