bend sinister

my bloody valentine『m b v』

▼突如発表された、マイ・ブラッディ・ヴァレンタイン22年ぶりの新作『m b v』を聴く。▼今日の音楽系サイトは全世界的に祭りのような状態で、ニュースはまたたくまに駆け巡り、音源は次々にアップされている。▼ぼくもYouTubeで全曲聴いての感想で、すでに全9曲が個別でもアルバム全体でも視聴可能となっている。▼1曲目の「she found now」を聴いて、誰もが抱く感想は「変わってない・・・」というものだろうが、『loveless』の時は学生だった人が中間管理職になっているくらいの長い長い間隔が空いてしまうと、その変わらなさを逆説的に評価してしまいたくなる。▼そう、これはシーンに新風を吹き込む革新性などはまったくないタイムマシーンのような作品なのだが、困ったことに「普通に」良いアルバムなのだ。▼キーボード中心の「is this and yes」や、ドラムンベース的なリズムが導入された「wonder 2」などがわずかに新味を感じさせてくれるが、これらもあくまでこれまで築いてきたマイブラの世界観を崩すようなものではない。▼これから賛否両論いろいろ出てくるとは思うし、たしかにどの曲を聴いても既視感を憶えまくりなのだが、1曲1曲を取り上げるとどれも良く出来ていて、捨て曲や埋め草に感じられる部分はないので、個人的には高く評価したいと思う。▼とくにラストの「wonder 2」、これはマイブラのアルバムの最後はこんな感じで締めてほしいと誰もが願うような、はっきり言えば「wonder 2」というより「soon 2」といった感じなのだが、これを聴いたとき、20年以上待って良かったというのはやはり大袈裟にしても、今日はなかなか良い一日だったな、と思えた。

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by ok-computer | 2013-02-03 18:00 | 音楽 | Trackback | Comments(0)
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