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チャールズ・ミンガス『Mingus Dynasty』

▼チャールズ・ミンガスの『Mingus Dynasty』を聴く。▼これもジャケットのデザイン・センスが微妙で、いくらタイトルが『ミンガス王朝』だからといってこれはないんじゃないかと思う。▼これではチャールズ・ミンガスのことを何も知らない人がジャケ買いすることはまずないだろう。▼しかしながら、内容的には掛け値なしの傑作なのだから困ってしまう(別に困らないか)。▼ミンガスの音楽のことをネットで検索すると「難解」という単語を使って解説している文章に出会うことが多く、ぼくも彼の音楽を聴く前にはそのイメージがインプットされていたが、実際に聴くとなんてことない、とてもわかりやすい音楽である。▼このアルバムは大きめの編成ということもあってか、ソロ部分が少なく、隅々までミンガスの統制がとれている(ように聴こえる)無駄の無いタイトな作品なのでとても聴きやすい。▼ミンガスのオリジナル曲も相変わらず素晴らしく、なおかつアルバムごとに趣向を変えていて、今作ではフルートやヴィブラフォンの導入がフレッシュな印象を与えてくれる。▼オープニングの「Slop」の演奏後に、プロデューサーのテオ・マセロ(だと思う)が「Beautiful!」と漏らすのがそのまま収められているが、それはこのアルバムの性格を端的に表したものだと思う。

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by ok-computer | 2013-03-24 00:11 | 音楽 | Trackback | Comments(0)
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