bend sinister

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2012/11/19

▼ゲオルク・ショルティによるワーグナー・オペラ・ボックスを聴き終える。▼全部で36枚組を聴き通した自分を自分で褒めたいと思います・・・・・ただ聴いていただけですが。▼クラシックの廉価ボックスもここまで来たかという感慨を抱かせる究極といってもいい企画。▼ぼくの場合、手持ちのうちダブっていたのは5枚だけですが、コツコツとワーグナーのオペラを集めてきたような人には殺意さえ憶えさせてしまうようなセットかもしれない。▼しかし思うのだけれども、こういったボックスを購入する人よりもコツコツと揃えた人のほうが絶対に一枚一枚のレコードについてはじっくりと聴いていると思う。▼ボックスをまとめ買いすると、とにもかくにも全部聴き通すことが目的になってしまって、それが達成されるとほとんど聴かなくなってしまうというようなことが往々にしてある。▼それはぼくも含め、リスナーにとって良いことなのかどうか疑問を感じるのだが、結局は安さにつられてついつい購入してしまうことになる。▼まあいろいろあるにしろ、『さまよえるオランダ人』『タンホイザー』『トリスタンとイゾルデ』『神々の黄昏』など、ワーグナーのオペラの世界を(微に入り細を穿つとまではいかなくとも)堪能することができた。▼ある意味これは、ワーグナーの過剰なまでの音世界を表現するのに相応しい過剰なボックスセットだといえるのかもしれない。

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by ok-computer | 2012-11-19 21:56 | 音楽 | Trackback | Comments(0)

2012/11/18

▼ヴィヴァルディの『スターバト・マーテル』を聴く。▼これまでに聴いたヴィヴァルディの作品のなかで最も好きな曲。▼ヴィヴァルディといえば『四季』を始めとする協奏曲のイメージしか持っていないような人に是非聴いてほしいような気がする。▼作品は9曲から構成されているが、それぞれに違った味わいがあり、「ヴィヴァルディは同じ協奏曲を400曲書き続けた」との評が疑わしく思えてくる。▼ぼくが特に好きなのは第8曲の「神の御心にかなわんため」で、演奏の好き嫌いを判断するときのポイントになっている。▼世評の高いアンドレアス・ショルの歌唱はぼくにとっては少しクールすぎる。▼ぼくのイチオシ(そして、今日聴いていたの)はリナルド・アレッサンドリーニの指揮とサラ・ミンガルドの独唱による演奏。▼ほの暗い情熱の焔を感じさせるようなミンガルドの歌は圧倒的で、この曲に関しては彼女の声でなければ満足できなくなってしまっている。

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by ok-computer | 2012-11-18 23:59 | 音楽 | Trackback | Comments(0)