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音楽の海岸

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レッド・ツェッペリン『Ⅲ』

▼レッド・ツェッペリンの『Ⅲ』を聴く。▼日本でのツェッペリンの評価には独特なものがあって、『Presence』の評価というものは海外では散々なものであるのに、日本では最高傑作という声が多い(個人的には海外は過小評価、日本は過大評価だと思っているが)。▼対して、この『Ⅲ』については、海外では高く評価されている一方で、日本での評価はイマイチということになっている。▼こういった状況を生んでいるひとつの要因は、日本でのツェッペリンの評価というものに(ツェッペリンの伝道師を自負する)渋谷陽一氏の影響力が大きいということにあるのだろう。▼ぼく的には、このアルバムにアコースティック・サウンドがフィーチャーされていることもあって、比較的早くから好きになったツェッペリンのアルバムで、今でも彼らの(最高作ではないが)ベストのひとつだと思っている。▼考えてみれば『Ⅲ』と『Presence』は彼らのアコースティックとエレクトリックの側面が両極端に表現されたアルバムだと言うことができるかもしれず、それゆえに賛否両論があるのかもしれない。▼『Ⅲ』を改めて聴いてみて感じたのは、アコースティックを大幅に導入しているからといって、決してフォーク・ミュージック的に枯れた雰囲気にはなっていないことで、それはまた、彼らが演奏するブルース・ナンバーにあまりブルース魂が感じられないことにも似たようなことで、じゃあ何なのかといえば、何を演っても結局はツェッペリンの音楽と化すところが偉大であり、嫌いな人にとっては堪え難いことになってしまうのだろう。▼それにまた、これは『Ⅲ』に限ったことではないが、ツェッペリンの音楽というものはジミー・ペイジのリフに基づいて作られ、それだけでほとんどが成立しているということで、こう言うと怒る人もいるかもしれないが、別にロバート・プラントがボーカルでなくてもよかったんじゃないかという気さえしてしまう。▼であるにもかかわらず、ツェッペリン解散後にはジミー・ペイジの神通力が全く通用しなくなったのは摩訶不思議としか言いようがない。▼(黒魔術の呪い?)

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by ok-computer | 2015-03-21 15:14 | 音楽 | Trackback | Comments(0)