10. Brad Mehldau Trio / Seymour Reads The Constitution!
ジャズ・ファンの人からは「今さら?」と笑われるでしょうが、ブラッド・メルドーの魅力に(ようやく)開眼したことは今年の収穫でした。来年も聴き進めていきます。
9. Gorillaz / THE NOW NOW
才気煥発のあまり、最近はアルバムを出し過ぎの感もあるデーモン・アルバーンですが、ジョージ・ベンソンを引っ張り出してくるようなセンスはさすが(PVでは何故かジャック・ブラックですが)。
8. Mac Miller / Swimming
アリアナ・グランデとの関係で、その死さえも芸能ゴシップ的に扱われているが、長期的には、この素晴らしいアルバムの作者として記憶されるべき。
7. Sunflower Bean / Twentytwo In Blue
1stに続き、2ndアルバムも傑作。NYブルックリン出身の3ピース・ロックバンド、サンフラワー・ビーンはハイプではないことを証明してみせた。
6. Soccer Mommy / Clean
女性ミュージシャンの活躍が目立った2018年の中でも、スネイル・メイルと並んで、際立っていたのはこの人でしょう。I don't wanna be your fucking dog!
5. Let's Eat Grandma / I’m All Ears
イギリスの「恐るべき子供たち」Let's Eat Grandmaの2ndアルバム。才気はそのままに少しだけアップ・トゥ・デイトなテイストに。
4. Tom Misch/ Geography
ジャズ・ギターからR&B、ヒップホップまでを卒なく纏め上げた手腕に脱帽。お洒落だが、ただ単に聴き流して消費されるだけには終わらないという、強い意志と才能を感じる。
3. Jon Hopkins/ Singularity
タイトル曲冒頭の不穏な音像からビートが立ち現れてくる瞬間にゾクゾクする。きちんとした再生装置で聴くと本当にキモチイイです。
2. Mitski / Be The Cowboy
1曲1曲が短く、かつコンパクトな中にも色んな展開があったりするので、最初は曲の構造を捉えるのに苦労するが、聴き返すごとに良くなってくる。見事な小曲集。
1. The 1975 / A Brief Inquiry into Online Relationships
このバンドがこれほど大化けするとは!2018年のみならず、2010年代を代表すると言っても過言ではない傑作。「Sincerity Is Scary」の、緩いダンスとファンタジーが入ったワンカット仕立てのPVもナイス。